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【西尾市玄関リフォーム】段差を安全に上り下りする方法を解説

【西尾市玄関リフォーム】段差を安全に上り下りする方法を解説

西尾市でリフォーム&リノベーションを行う「こもれびデザインホーム」です。

今回は玄関の段差についてです。

普段あまり気にすることがない玄関の段差も、年齢を重ねるにつれ危険に感じるかもしれません。
そもそも玄関の段差はどのようにして生まれるのでしょうか?
建築基準法では木造住宅の基礎の高さは地上部分で30cm以上確保する必要があると定められています。
基礎の上に土台がのり、床を作っていくと、1階部分の床の高さは地上から45cm以上になります。
部屋に上がるには、この高さを玄関ポーチと上がり框で上ることになります。
玄関の段差を安全に上り下りするには、どうしたらよいかを解説します。

玄関ポーチとは

玄関ポーチとは、玄関前の屋根や庇の下に広がる空間のことを指します。

雨や日差しを遮り、人や物の出入りをスムーズにする役目があります。

玄関ポーチは2~3段ほどの玄関を設け、1段の高さが15~18cmほどで設計されることが一般的です。

上がり框(あがりかまち)とは

上がり框とは、玄関で靴を脱いで上がる段差の側面に取り付けられた木材のことで、玄関框ともいわれています。

外からの土やホコリ、雨水などが室内に入るのを防ぎ、外側と内側を分ける役割があります。

また、見栄えをよくしたり強度を高めたりする役割もあります。

現在では、上がり框の高さは18cm以下が一般的になっています。これは、国土交通省の「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」に18cm以下が望ましいと記されているためです。

参照:国土交通省「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」

 

 

 

玄関の段差を安全に上り下りするには

 

玄関の段差が危険に感じる場合の解決方法を3つご紹介します。

1.玄関の高さを上げる

上がり框の高さに危険を感じる場合は、段差が18cm以下もしくは、少しでも小さくなるように玄関の高さを上げるという方法があります。

しかし、玄関の高さを上げることで、玄関ポーチとの間に段差ができてしまいます。

その場合、玄関の高さを上げた分だけ玄関ポーチの階段を増やすか、一段の高さを上げることになります。

最初に述べた45cm以上の段差を、どのようにして玄関ポーチと上がり框で上るかということです。

玄関ポーチが高ければ上がり框が低くなり、玄関ポーチが低ければ上がり框が高くなります。

また、注意すべき点は玄関扉の移動が可能かどうかです。

玄関扉の上にある梁まで、どれだけの余裕があるかによって上げられる高さが決まってしまいます。

2.式台(ステップ)を設置する

現在では一般的になった18cm以下という上がり框の高さですが、昔の住宅では30cmほどの高さで作られていることがあります。これは、床下の湿気から木材を守るために必要な高さでした。また、腰掛けるにはちょうどいい高さなので、靴の脱ぎ履きをしやすくしてくれます。来客時に話をする際も腰掛けられて便利です。

しかし、この高さを一気に上るのは大変です。

上がり框の高さが高いと感じる場合は、式台という玄関土間と上がり框の間に板敷きを設置します。ステップを設けて上がりやすくするという方法です。

既製品のステップを置くことやDIYすることも出来ますが、安全面を考慮すると避けたほうがよいでしょう。

既製品のステップを置くだけでは使用中にズレてしまい、上がり框との間に隙間ができてつまづく可能性があります。

また、DIYをする際も十分な強度が得られるか、ガタつかないかなどの不安があります。

式台を設置する場合は、専門業者へ依頼して、強固に取り付けてもらうことが大切です。

3.手すりを取り付ける

玄関に手すりを取り付けることも段差を安全に上り下りするには効果的です。

手すりを利用する際には結構な力が掛かります。DIYで取り付けることもできますが、安全面を考慮すると避けたほうがよいでしょう。

手すりを取り付ける壁には、下地が必要です。下地のない場所に取り付けると、力が掛かった瞬間に壁や床から外れてしまうことがあり危険です。

手すりを取り付ける場合は、専門業者へ依頼して、下地のある場所に取り付けてもらうこと。下地がない場合は、しっかりと壁や床の補強をしてから取り付けてもらうことが大切です。

西尾市の玄関リフォーム事例

こもれびデザインホームで実際に行った玄関リフォームの事例を紹介します。

玄関増築!雨風や日差しだけでなく、人目も遮る玄関ポーチへ!

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  • 施工エリア:西尾市
  • 施工費用:約250万円

広々としたLDKリフォームを実現するため、玄関を増築することにしました。

今までは玄関扉を開けると、通りから家の中が丸見え!新たな玄関は通りと平行になるよう、出入口の向きを変えました。さらに、屋根をリビングまで延ばし、フェンスを設けることでプライバシー保護になります。

また、屋根を延ばしたことで雨風や日差しをしっかりと遮ってくれます。

玄関扉もドアから引き戸にしたことで、出入りがとってもスムーズ!

既設の玄関の高さの上にタイルを張って土間を仕上げたことにより、以前よりも上がり框の高さが低くなりました。

 

詳しい事例はこちら→

 

将来を見据えて段差が小さく、明るい玄関へ!

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  • 施工エリア:西尾市
  • 施工費用:約150万円

リフォーム前の玄関には壁一面の大型のシューズクローゼットがありました。

しかし、大型ゆえに圧迫感があり、玄関ドアからの採光だけでは明るさが足りませんでした。

大型のシューズクローゼットは撤去してロータイプのものへ交換。しかし、それだけでは収納力が低下してしまいます。

そこで、隣の部屋へ少しだけ玄関を拡張し、ロータイプの玄関収納を配置して収納力を確保。

拡張して新しくできた壁には室内窓を設置し、隣の部屋からの光を取り入れられるようにしました。

もともとあった式台を撤去し、その高さまで玄関の高さを上げて段差を小さくしました。

 

詳しい事例はこちら→

 

段差の不安は手すりで解消!

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  • 施工エリア:西尾市
  • 施工費用:総額約16万円

年齢と共に足が悪くなり、玄関の段差には不安を感じていたようです。

真壁に手すりをそのまま取り付けてしまうと、手すりが奥まったり前に出たりと凸凹になり使い辛くなってしまいます。

柱と柱の間に補強材を入れて壁の表面の高さをそろえ、段差に合わせて階段状に手すりを設置しました。

補強材と柱、下地のある部分に手すりを強固に取り付けて安全を確保!

介護保険住宅改修費の助成制度を利用して、お得にリフォームできました。

 

詳しい事例はこちら→

 

まとめ

普段は気にすることのない玄関の段差も、年齢を重ねるにつれ危険に感じるかもしれません。

段差を危険に感じる場合の解消方法や安全な段差の高さなどを解説しました。

転倒して怪我を負ってからでは手遅れです。ご自宅の危険箇所には早めの対応がおすすめです。

 

こもれびデザインホームでは、玄関リフォームや水まわりのリフォームなど、さまざまなリフォームを行っております。リフォームのお困りごとは、お気軽にご相談ください。しっかりとご要望を伺い、あなたに合ったプランをご提案します。見積りは無料ですので、まずはご連絡ください。

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